川の流れのように

「川の流れのように」という歌があるよね。美空ひばりがこの最高の歌を日本という国に残して旅立っていったけれど、人生という川はあの歌のように流れている。

自分の意思でああしたい、こうしたいと思う人は、川の中で立ち止まろうとする。流れの中で立ち止まると、水の抵抗があるから不安がよぎって、自分の力でなんとかしようとする。

流れの中で立ち止まると鍛えられるから、人が育つという意味では、それも悪いことではない。しかし、川はいつもとうとうと流れているわけだから、何か問題ごとが起きてもそれを思い悩むのではなく、川の流れに身を任せてみると、状況が変わって解決へのヒントが生まれてくるようになっている。それなのに、人間は、身を任せることをよしとせず、「すぐに答えを出したい」「すぐに実行したい」と思って自分から行動する。

そういうことをやめて流れに身を任せると、何もしていないのに自分は流れていく。そして、流れる水との抵抗もまったくない。さらさらと流れながら、起こるべきことはすべて起きて、一番エネルギーのかからない状態で世界が変化していく。

それを「流されている」と思う人は、流されるのが嫌だから、流れに逆らって自分の意思で上流へ行こうとする。上流へ行こうとすると、立ち止まっているよりももっとエネルギーがいる。それでも「頑張れ!頑張れ!」と気合いを入れながら、なんとか上流へ行こうとする。

上流へ行こうとすることは、流れの一番最初に戻ろうとすること。それは、「自分はこうだから、こうありたい」と自分のあり方、やり方に執着しているからだけれど、この世界は常に変化し、循環して巡っている。この循環というところに秘密があって、実はまた戻ってくる仕組みになっている。流されるのが嫌だと逆らって、立ち止まろうとしたり、流れに逆らって上流へ戻ろうとすると、すごく大変なんだけれど、その流れ自体も循環しているということに気づけば、逆らわなくても、いつかまた戻っていく。

川に身を任せていくと、下流へ流れる。どんどん下流へ行って、海にたどり着く。海では、太陽の光が当たって、水が自然に天に向かって昇っていく。そして、雲を形成して、雲は風によって運ばれ、雨が降る。そうすると、始まりの山に雨が降って、また川に流れていく。つまり、下流に流されるということは、循環の中で上流へ行くということ。だから、身を任せて、流されればいい。

なのに、抵抗しようという心が起きるのが人間。でも、結局、自分の力で上流へ行く仕組みはないのだから、流れに身を任せれば、それで上流に戻れる。

ただただ、川の流れのままに抵抗せず流れていきたいものだね。


「川の流れのように」への3件のフィードバック

  1. 「川の流れのように」を読んで、

    あらためて、
    何かに背中を押されるようにドンドンこの道へと繋がった、
    昨年からの出来事が。。。。思い出されます!

    想い起こすと、
    私の人生の大転換に繋がったこの動きのすべては、
    まるで、初めからきまっていた流れのようです。

    地域福祉の仕事に力を注ぎながら、
    NPO法人の事務局長として、農山村地域と関わって、
    その中で見えてくるもの、感じるものが、
    私に、現在の農や環境の現状への疑問を深めさせ、
    広域でのNPO環境ネットワークへの参画を決意させ、

    その中で、地球環境の現状とこれからのあるべき方向を考えさせられ、
    まさに、そのタイミングで!
    そのネットワークの仲間から、
    昨3月29日(奇しくも私の誕生日!)の地球村の講演会を知らされ、
    10年間、地球村の会員として通信を読んでいたのに、
    ネットワークへの参画以来、
    通信に書かれている内容が、自分にこれまでとは違った響きで伝わっていたことを認識。

    そして、事前ミーティングに参加。
    そのときはまだぼんやりでしたが、自分の進みたい方向を見た思いが。。。

    そして、5月の愛知WS、1週間後の東京経営塾に参加。
    できることからやっていくことを決意!
    そうなると、仕事面でそれまで潜在してい経営者との考え方の違いが明確に!

    WS後のMLを通じて
    室町さん(くにさん)が募集した媛農を通して、この大町との出会い!
    そして。。。虹のファミリーの誕生!
    毎月のように、大町に通い、地元のみなさんとの繋がりが温かく。。。

    毎週のように、虹ファミ4人は会っているようになって。。。
    (それは、大町以外でも、スぺミの参加や様々な後援会の参加、
     自分たちで開催したWSや後援会の打ち合わせなど。。。様々)

    そして、私の中から、20年前の夢が。。。
    それは、
    10年間実践していた自給家庭菜園を再就職のために止める時、
    「退職したら、たくさんの人と土を耕し、自給自足しながら生きたい」
    と願った夢。

    その夢が、彷彿と湧きあがってきたのです♪
    まるで、川の流れに身を任せるようになって、初めて、
    川の中の美しいものが見えるようになったかのように。。。。

    大町からの帰路、ほかの虹ファミ(遠藤さん、小森さん)と名古屋で別れ、
    室町さんとJRで西に向けて帰るとき、
    その自分の夢をフト。。。何げなく話したとき。。。
    何と!室町さんも、
    農的自然生活の夢をもっていることを知ることとなって。。。
    。。。。

    そして、みんなで木の花ファミリーを訪問!

    退職を決意!
    「虹のファミリー大町ビレッジ」誕生!

    ここに来てからも、どんどん加速されるかのように、
    たくさんの人たちとの出会いが与えられ、
    たくさんの素晴らしい体験が与えられ、
    日々、魂の耕し合いの機会が与えられ、

    これらのことが、
    偶然だとは。。。、
    どうしても思えない。。。

    これがこの1年4か月の道程です。

    そして、そこには、
    何か大きな意思が働いているような気がして、
    仕方ありません♪(笑)

    >
    >> 古い家を、心地よく使えるようにし、
    >> 自給食糧とゲストの分の食材確保のための農作業、
    >> 地域の皆さんとの触れ合いや協力、
    >> そして、何よりも、
    >> 自分たち自身の心の調和を実現する日々の作業。。。
    >> 大切なゲストの受け入れ対応。。。
    >>
    >> おまけに、地元の若い母親が、
    >> 夫婦ともに引き継いだ家庭内暴力の連鎖に耐えてきたが、
    >> 自分の子供のために、その連鎖を断ち切る覚悟をし、
    >> 「虹の家」にかくまってほしいと。。。
    >> その夫が怒鳴り込んできて。。。
    >> 一時保護シェルターに。。。
    >> そして、今、彼女は離婚調停を申し出て母子で暮らし始めました。
    >>
    >> 2人の子供も、以前よりずっと穏やかになり、
    >> 新しい小学校と保育園に喜んで通っています。
    >> 明後日、お布団や野菜をもって、会いにいく予定。。。。
    >>
    >> 。。。と、そんな予想外の役割も果たしつつ。。。
    >>
    >> 自分たちも、
    >> よくここまでできたもんだ!と。。。驚きです(笑)
    >>
    >>
    >>
    >> > たくさんの苦労が無ければ、これだけのことは実現しなかったでしょう!
    >> > ほんとすごいね!よくここまでやったね!
    >>
    >>
    >> 自分自身が望んだ以上に、
    >> 美しい自然の中での農的自給生活は満ち足りるもので、
    >> 苦労と表現するようなことはあまり無いのですが、
    >> やはり日々の課題は。。。、
    >> 何といっても、心の調和ですね。
    >> 血縁を超えた新しい家族の暮らしをいかに創っていくか、
    >> それがスタートした私たちの大きな責任です。
    >>
    >>
    >>
    >> > もっともっと大きな夢があると思うけれど、
    >> > 数か月で、よくここまで来たね!
    >> > 本当に驚きです!
    >> > ありがとう!ありがとう!
    >>
    >> ありがとうございます♪
    >> 毎日、がんばってきたことは事実ですが、
    >> なんだか、自分たちの努力を超える力が動いているような。。。
    >> そんな気がしています。
    >>
    >> これから動いていくだろう、もっと速くて大きな流れを、
    >> しっかり見据えて力と心を合わせ、
    >> たくさんの人たちと繋がっていきたいと思います。

  2. 大変だっていうことは、時間がかかって遠回りしているように思うかもしれないけれど。

    実は、大変なことを乗り越えていくことは近道で、それこそが最短距離だとわかると、大変なことを乗り越えたときに、楽しい想い出となるから。

    そういう想いで乗り越えていけるといいね。

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