国境の壁費用、まず米国が負担しメキシコに請求=トランプ氏

アメリカのトランプ新大統領の就任にあたって

いさどん:
現代の人類は地球上の至るところへ行けるようになったので、時差のあることは認識している。しかし、それが地球が自転している結果、太陽のほうに向いている時間の誤差がその時差であるということを、そのように正確には認識していない。さらに、地球が宇宙空間を旅していることも認識していない。日常の意識の中では、地球が宇宙空間に浮いているという認識すらない。

しかし正確に言うと、地球が宇宙のある地点に「ある」という認識はあっても、「浮く」という認識はない。それは地球上の感覚的言葉であって、「その地点にいる」というだけのこと。そのことを考えると、人間の意識はまだ宇宙意識には至っていない。

先程までアメリカのトランプ新大統領の就任式のはじめの様子を見ていたが、あの連邦議会議事堂で彼の登場を待っていたアメリカ国民の姿はまさしく「地球人」だった。

日本とワシントンの時差が13時間もあるのを無理して最後まで就任式に付き合うことはないから、彼が就任演説をする前に報道を見るのをやめたのだが、新しいアメリカの大統領が連邦議会議事堂に現れたとき、なぜだかわからないがオバマ前大統領の姿とだぶった。アメリカは宇宙開発の先頭を切ってきた国だ。しかし、それは軍事的な利用が最優先であったり、ある意味国家の威信をかけて宇宙開発が進められてきた。そういったことはすべて、あの連邦議会議事堂に集っていたアメリカのリーダーたちによって進められてきたのだ。あそこに集う世界のリーダーだったものたちも、宇宙視点というものの捉え方からしたら、それほど飛びぬけた発想を持っているわけではない。むしろ、世の中に物議をかもしてきた一番の根源とも言えるのだ。

そこで、トランプ新大統領はこれから何を引き起こしてくれるのだろうか?人々が想像できるような、かつ容認できるような範囲で大統領の任務を果たすようなことでは、21世紀の初頭にあたって希望は望めないことになるだろう。そこで彼が人々が想像できないようなことをやり遂げるとしたならば、それは世界にとって衝撃的なことになるだろう。なぜなら、今は次の時代に向かうと言いながらも、まだあの国の実力はあるからだ。しかし、あの連邦議会議事堂や就任式の飾り付けを見ていると、それは極めてアメリカ的かつ地球的に感じた。あの領域にしか、まだ人間は到達していないのだ。これは意識の話だからこそ、物理的に宇宙船に乗って宇宙探査へ行ったとしても、結局宇宙での人類の行いは地球的意識の延長にしかすぎない。あそこで展開される世界がある意味、この時代の地球の最先端のリーダーたちの意識レベルなのだ。

それで、今の地球を代表するようなアメリカ新大統領の就任式のはじまりを見て、我々の日常を振り返ってみる。そうすると、たとえばロータスランドをオープンするとか、畑を充実させるとか、無駄がないように果樹を整備していくとか、そういったことはどうでもいい話だ。それは地球上の注目度からしたら、本当に微細なもの。しかしながら、あの連邦議会議事堂に集っている人たちの発想がどこにあるのかと言えば、利権と駆け引きといった欺瞞の中で表面的に体裁を繕い、国家自体がひとつの共同体として自分たちの利益のみを守りながら運営していくという損得勘定の中にある。それは今、世界中のどこの国を見てもそのような状況になっている。

本来、宗教はそこを超えた意識の人間をもたらすためのものなのだが、結局アメリカはキリスト教系の国であって、就任式に新大統領は聖書の上に手を置いて宣誓を行う国だ。だから、我々はどんなに微々たる存在であっても、我々が自我を超え、本当の意味での共同の世界を創ったときに宇宙の法が働いて、そこには今までになかった独特の世界が現れてくる。これからそれを我々の生活やアンテナショップの場でどのように表現していくのか?そしてそれを外への刺激として提供できるのか?

今は難しいことだと思うかもしれないが、それを表現し提供していくことが今、我々に求められていることだ。それは一人、二人の責任者に任せることではない。皆で成し遂げることだ。ロータスランドのコンセプトはやはり、「また帰宅(来たく)なるような場所」ということ。それは単に、ものを食べたいから来たくなるのではなく、そこに漂う雰囲気によってまた来たくなるような場ということだ。それは、「お帰りなさい」と迎えられる場所。そのような店づくりをするべきだ。あの最先端のアメリカ大統領の就任式の会場にもない雰囲気を醸し出すのだ。あの場所はある意味、日常生活からかけ離れた場だ。それを、日常生活も含めて、誰もが壁を超えて表現できる場を創っていく。それは、そこを訪れた人がそのことに気付くための場所。

「あれ?・・・ここはどこだろう・・・?」

言葉ではもうこれ以上話すことはできない。我々はそのことを理解して日常生活に臨まないといけない。今は難しいと思うかもしれないが、今まで想像さえできなかったことにこれまでも出会いながら、この道を歩んできた。そのようなことが簡単になっていくのかどうかは、蓋を開けてみたら、我々の想像とはまったく違うことが起きる可能性もあるのだから。何も決め付けずに進んでいく。

これまでアメリカという国は化学物質と軍事力と近代テクノロジーで成り立ってきたという事実がある。それをダメだと否定するのではなく、枠を持っているからこそ、限界が来るということ。これ以上は今はわからない・・・。ただひとつ、今言えることは、我々が「自分の意志で生きている」ということだけを念頭に置いて語っていては、真実は観えてこない。

――

(以下、第45代アメリカ大統領に就任したトランプ新大統領の就任演説の日本語訳全文です。)

ロバーツ最高裁判所長官、カーター元大統領、クリントン元大統領、ブッシュ元大統領、オバマ大統領、そしてアメリカ国民の皆さん、世界の皆さん、ありがとう。私たちアメリカ国民はきょう、アメリカを再建し、国民のための約束を守るための、国家的な努力に加わりました。私たちはともに、アメリカと世界が今後数年間進む道を決めます。私たちは課題や困難に直面するでしょう。しかし、私たちはやり遂げます。私たちは4年ごとに、秩序だち、平和的な政権移行のために集結します。私たちは政権移行中の、オバマ大統領、そしてファーストレディーのミシェル夫人からの寛大な支援に感謝します。彼らは本当にすばらしかったです。

しかし、きょうの就任式はとても特別な意味を持ちます。なぜなら、きょう、私たちは単に、1つの政権から次の政権に、あるいは、1つの政党から別の政党に移行するだけでなく、権限を首都ワシントンの政治からアメリカ国民に返すからです。

あまりにも長い間、ワシントンの小さなグループが政府の恩恵にあずかる一方で、アメリカ国民が代償を払ってきました。ワシントンは栄えてきましたが、人々はその富を共有していません。政治家は繁栄してきましたが、仕事はなくなり、工場は閉鎖されてきました。既存の勢力は自分たちを守ってきましたが、国民のことは守ってきませんでした。彼らの勝利は皆さんの勝利ではありませんでした。彼らが首都で祝っている一方で、闘っている国中の家族たちを祝うことはほとんどありませんでした。すべてが変わります。いま、ここから始まります。なぜなら、この瞬間は皆さんの瞬間だからです。皆さんのものだからです。ここに集まっている皆さんの、そして、アメリカ国内で演説を見ている皆さんのものだからです。きょうという日は、皆さんの日です。皆さんへのお祝いです。そして、このアメリカ合衆国は、皆さんの国なのです。本当に大切なことは、どちらの政党が政権を握るかではなく、私たちの政府が国民によって統治されているかどうかということなのです。

2017年1月20日は、国民が再び国の統治者になった日として記憶されるでしょう。忘れられていた国民は、もう忘れられることはありません。皆があなたたちの声を聞いています。世界がこれまで見たことのない歴史的な運動の一部を担う、数百万もの瞬間に出会うでしょう。この運動の中心には、重要な信念があります。それは、国は国民のために奉仕するというものです。アメリカ国民は、子どもたちのためにすばらしい学校を、家族のために安全な地域を、そして自分たちのためによい仕事を望んでいます。これらは、高潔な皆さんが持つ、当然の要求です。しかし、あまりにも多くの国民が、違う現実に直面しています。母親と子どもたちは貧困にあえぎ、国中に、さびついた工場が墓石のように散らばっています。教育は金がかかり、若く輝かしい生徒たちは知識を得られていません。そして犯罪やギャング、薬物があまりに多くの命を奪い、可能性を奪っています。このアメリカの殺りくは、いま、ここで、終わります。私たちは1つの国であり、彼らの苦痛は私たちの苦痛です。彼らの夢は私たちの夢です。そして、彼らの成功は私たちの成功です。私たちは、1つの心、1つの故郷、そしてひとつの輝かしい運命を共有しています。

きょうの私の宣誓は、すべてのアメリカ国民に対する忠誠の宣誓です。何十年もの間、私たちは、アメリカの産業を犠牲にして、外国の産業を豊かにしてきました。ほかの国の軍隊を支援する一方で、非常に悲しいことに、われわれの軍を犠牲にしました。ほかの国の国境を守る一方で、自分たちの国境を守ることを拒んできました。そして、何兆ドルも海外で使う一方で、アメリカの産業は荒廃し衰退してきました。私たちが他の国を豊かにする一方で、われわれの国の富と強さ、そして自信は地平線のかなたに消えていきました。取り残される何百万人ものアメリカの労働者のことを考えもせず、1つまた1つと、工場は閉鎖し、この国をあとにしていきました。中間層の富は、彼らの家庭から奪われ、世界中で再分配されてきました。しかし、それは過去のことです。いま、私たちは未来だけに目を向けています。きょうここに集まった私たちは、新たな命令を発します。すべての都市、すべての外国の首都、そして権力が集まるすべての場所で、知られることになるでしょう。この日以降、新たなビジョンがわれわれの国を統治するでしょう。

この瞬間から、アメリカ第一となります。貿易、税、移民、外交問題に関するすべての決断は、アメリカの労働者とアメリカの家族を利するために下されます。ほかの国々が、われわれの製品を作り、われわれの企業を奪い取り、われわれの雇用を破壊するという略奪から、われわれの国を守らなければなりません。わたしは全力で皆さんのために戦います。何があっても皆さんを失望させません。アメリカは再び勝ち始めるでしょう、かつて無いほど勝つでしょう。私たちは雇用を取り戻します。私たちは国境を取り戻します。私たちは富を取り戻します。そして、私たちの夢を取り戻します。

私たちは、新しい道、高速道路、橋、空港、トンネル、そして鉄道を、このすばらしい国の至る所につくるでしょう。私たちは、人々を生活保護から切り離し、再び仕事につかせるでしょう。アメリカ人の手によって、アメリカの労働者によって、われわれの国を再建します。私たちは2つの簡単なルールを守ります。アメリカのものを買い、アメリカ人を雇用します。私たちは、世界の国々に、友情と親善を求めるでしょう。しかし、そうしながらも、すべての国々に、自分たちの利益を最優先にする権利があることを理解しています。私たちは、自分の生き方を他の人たちに押しつけるのではなく、自分たちの生き方が輝くことによって、他の人たちの手本となるようにします。

私たちは古い同盟関係を強化し、新たな同盟を作ります。そして、文明社会を結束させ、イスラム過激主義を地球から完全に根絶します。私たちの政治の根本にあるのは、アメリカに対する完全な忠誠心です。そして、国への忠誠心を通して、私たちはお互いに対する誠実さを再発見することになります。もし愛国心に心を開けば、偏見が生まれる余地はありません。聖書は「神の民が団結して生きていることができたら、どれほどすばらしいことでしょうか」と私たちに伝えています。私たちは心を開いて語り合い、意見が合わないことについては率直に議論をし、しかし、常に団結することを追い求めなければなりません。アメリカが団結すれば、誰も、アメリカが前に進むことを止めることはできないでしょう。そこにおそれがあってはなりません。私たちは守られ、そして守られ続けます。私たちは、すばらしい軍隊、そして、法の執行機関で働くすばらしい男性、女性に、守られています。そして最も大切なことですが、私たちは神によって守られています。

最後に、私たちは大きく考え、大きな夢を見るべきです。アメリカの人々は、努力をしているからこそ、国が存在し続けていけるということを理解しています。私たちは、話すだけで常に不満を述べ、行動を起こさず、問題に対応しようとしない政治家を受け入れる余地はありません。空虚な話をする時間は終わりました。行動を起こすときが来たのです。できないことを話すのはもうやめましょう。アメリカの心、闘争心、魂を打ち負かすような課題は、存在しません。私たちが失敗することはありません。私たちは再び栄え、繁栄するでしょう。私たちはこの新世紀のはじめに、宇宙の謎を解き明かし、地球を病から解放し、明日のエネルギーや産業、そして技術を、利用しようとしています。新しい国の誇りは私たちの魂を呼び覚まし、新しい視野を与え、分断を癒やすことになるでしょう。私たちの兵士が決して忘れなかった、古くからの知恵を思い起こすときです。それは私たちが黒い肌であろうと、褐色の肌であろうと、白い肌であろうと、私たちは同じ愛国者の赤い血を流し、偉大な自由を享受し、そして、偉大なアメリカ国旗をたたえるということです。そしてデトロイトの郊外で生まれた子どもたちも、風に吹きさらされたネブラスカで生まれた子どもたちも、同じ夜空を見て、同じ夢で心を満たし、同じ全知全能の創造者によって命を与えられています。だからこそアメリカ人の皆さん、近い街にいる人も、遠い街にいる人も、小さな村にいる人も、大きな村にいる人も、山から山へ、海から海へと、この言葉を伝えます。あなたたちは二度と無視されることはありません。あなたの声、希望、夢はアメリカの運命を決定づけます。そしてあなたの勇気、善良さ、愛は私たちの歩む道を導きます。ともに、私たちはアメリカを再び強くします。私たちはアメリカを再び豊かにします。私たちはアメリカを再び誇り高い国にします。私たちはアメリカを再び安全な国にします。そして、ともに、私たちはアメリカを再び偉大にします。ありがとうございます。神の祝福が皆様にありますように。神がアメリカを祝福しますように。

――

※トランプ新大統領の就任演説を読んだ後のいさどんとようこの会話です。

ようこ:
先程テレビのキャスターも「わかりやすい英語で演説していた」とコメントしていたけれど、誰にでもわかる内容だね。

いさどん:
それで外国のことについては一切触れていない。

ようこ:
通常このような演説の場合、国内に対する政策と国外に対する政策の両方について述べるでしょ?でも、彼の場合、国内に対する政策がすべての政策だものね。

いさどん:

そういった意味では非常にわかりやすい。

ようこ:
わかりやすいね。

いさどん:
事実、「今までアメリカがワシントンにいる一部のものたちの政治だった」ことは確かなのだから。しかし、世界の国のリーダーであったアメリカが結局手を広げすぎてしまい、自分の中に矛盾が起きたので、もう一度この時代の豊かさを自国の中に集約していき、外国についてはそれを守るための対象として方針を転換していくと述べている。そして、そのことに対して得られる利益はアメリカの利益であるべきだと言い出した。ということは、アメリカが世界のトップを担っていくことはもうやめた、ということだ。これから世界秩序が再編されるということを言っているのだから、この変革の時代に非常にわかりやすいメッセージだ。

ようこ:
時流に乗っているよね。

いさどん:
そう。近年のアメリカの歴史を振り返ってみると、たとえばブッシュ大統領は権力で世界を支配しようとしてきたが、オバマ大統領は「アメリカは世界の警察官ではない」と宣言し、そしてトランプ新大統領は「自国のことを優先していくアメリカファースト」と述べている。このように段階を踏んでいるから、時代の流れからすると彼の就任演説は今の時代にぴったりの話だ。

ようこ:
ある見方からすると、彼の世界観は狭いとも言えるけど、それが時代に乗っているんだよね。だから、自国のことを優先するからといって、世界観が狭い人とも単純に言えない。

いさどん:
だから、彼は時代の申し子なんだよ。時代は確実にふさわしいものに役割を与え、そして変化のための混乱を表現しようとしている。その混乱におびえる必要はない。目的は、その混乱の先にある希望を観ることだから。

 

Source of image:toyokeizai.net


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