時代が縮小のサイクルに入った今 〜 2018年11月28日(天赦日)

※天赦日(てんしゃにち):百神が天に昇る日で、天が地上の万物を生養し、天がすべての罪を許す最上の吉日。年に5~6回ある。


ジイジ:
今気付いたことだが、我々が想像しているより、世の中は急激に変わりつつある。急激に変わりつつある今、それが戻ることはない。もしかしたら、これは加速度を増していく可能性もある。今、世界中で毎年破壊が起きている。それは自然災害による破壊であったり、人間が作り出す病による破壊、社会のコミュニティの破壊、それから孤独や争いによってもたらされる事件による破壊などだ。政府は、そういったネガティブな出来事に対して対処することに追われている。だから、少子高齢化に伴う対策や、人間の質の低下に対する対策、さらに働かないで生きていく人間が膨大に増えていくことに対して、今までの状態を維持するという形で相変わらずの対策をしている。世の中がすべてにおいて、縮小していく傾向にあるにもかかわらず、拡大もしくは維持していこうとする対策ばかりをしている。ところが実際には、そのような対策は現実的にはまったく対策にはならない。

この渦の原因のひとつは、時代のサイクルである。もうひとつは、サイクルに伴う人間の生命力の減退だ。こうなってくると、これをどうするべきなのか。我々は時代のサイクルには逆らえない。そこで、我々は常に時代のサイクルと共に生きる者であるとしたならば、その縮小のサイクルを感じ取り、それに沿っていくことが大切だ。地球規模で縮小のサイクルに入っているのだから、そのような時代が来たことに目覚めていくことが肝要で、それを気付いた者として発信していくことが我々の使命である。その場合、無駄なエネルギーは使わないことが肝要である。

今までは、この歩みの先にどのような目的があるのかがおぼろげであったが、明らかに世の中の歯車が狂ってきているのを観ると、この生き方には意味があることを確信する。そうすると、この生き方の方針の上で社会を意識して生きると同時に、新たな取り組みとしてどのように自己完結していけばいいのか。つまり、社会の仕組みの中に巻き込まれて生きてきた部分を、これからは巻き込まれるのではなく自立を意識して生きていくこと、それから自立しながら社会にメッセージを発信していくことの両方を同時に表現しながら歩んでいく必要がある。

もはや時代のメッセージがここまで顕著に現れてきたら、個人的な野望や願望は一切捨てて、この貴重な縁のもとに群れとしてのパフォーマンスを仕上げることが、今の切り替わり時に、我々に対する答えだろう。そして、これからますます来るであろう社会の混乱に対する答えでもある。これは、群れで生きることのパフォーマンスだ。もはや個人の欲望を叶えてそれを希望とし生きていくことは、この世界に矛盾をもたらすばかりであることは明白である。

この歩みに対して、少し時代を先取りしすぎて歩んでいたと認識していた時もあったが、すでに時代が我々の歩みに追いつき、いよいよこの生き方が必要な時が来ている。

だから、2019年のテーマは、「軌道修正」と出た。それは、人類の歩みの方向転換である。そこで何を軌道修正するのか。それは、人間たちの歩んできた一時見た夢が幻であることに気付き、その夢から覚めて、この実相世界の真実に目覚めること。それは、視点を拡大し、世界観が広がらなければ観えないものである。何びとも、この世界に生きるということは、実相世界の時代の波に翻弄されるが、人間以外のものは翻弄されずにその波のままに存在しているだけである。人間たちも、いよいよそのサイクルに戻る時が来ている。今、時代と共に軌道修正の波が来ているにもかかわらず、今までの幻影を追いかけて歩んでいては、時代の波に乗り遅れる。だから、来年のテーマは「軌道修正」と出た。

そして、これからいよいよ群れの時代が始まる。今まで社会は個のパフォーマンスを表現する時代だったが、いよいよ群れの時代の幕開けだ。群れで生きていかなければ、これから生きられない時代が来る。今までの社会は、個人がテーマだったから無駄が多かった。それが群れになって繋がると、無駄はなくなる。これからは無駄をなくさないとこの時代の変わり目に、今までの無駄のツケは乗り越えられない。そういった時代のうねりを敏感に感じる人であることが求められる。つまり、時代のパフォーマンスを感じ取れるセンサーを人間一人ひとりが持たなければ、この変わり目において見当違いな方向にまた進んでしまうことになる。それを正しく見極めなければ、生きることの矛盾や自らの人間性の狭さ・小ささ・低さの実態が明らかになるだろう。だから、広い世界観がいよいよ必要な時代になってくる。

今、本来の自然の成り立ちが狂ってきているから、自然に頼るものにとっては困難な時代が来ている。それに対し、ますます生命カンや人間力(生命力)を磨く必要に迫られている。かたや人間はテクノロジーの象徴であるAIに頼るようになった。AIに頼ることは技術革新としては画期的なことであり、250年前において蒸気機関が発明されたくらい社会にとって画期的なことである。ただ、AIに頼る社会が進めば進むほど、人間の能力は確実に鈍る。そういったものに頼っていくと、人間の脳は早く老いて認知症の人間が増えていく。それは、不要な人間をさらに増やすことにつながる。そして、一部の人間だけが異常に鋭くなるだけの世の中が来る。だから、人間はもう一度自然に還らなければならない。それは、人間が地上に降りた目的の原点に戻ることでもある。だから、思考回路の原点を自然や宇宙に戻す時が来ている。それが、21世紀の人類の目覚めである。そうでなければ、不必要なまでに進歩したテクノロジーがさらに暴走するだろう。そうなると、人間のために生み出されたテクノロジーに使われる側になり、何のために人間が地上に生きるのかを見失ってしまうだろう。20世紀までは人間が金に使われる時代だった。このまま今の延長に進んでいくと、人間はテクノロジーに使われる存在になってしまうだろう。これからは年老いてロボットに世話になる時代がイメージできるところまで来ているのだから。人としてさらに高度な目覚めに至らなければ、このまま人間の能力を使い切らないうちに、人間は自滅することになるだろう。携帯電話やコンピューターのような身近にあるテクノロジーが当たり前になった今、それがないと不便で生活が成り立たないくらい、知らない間に人間たちは自らが発展させたテクノロジーに支配されている。人間の本質はその分だけ衰える。今年は、そのことに気付く年だった。

今、加速度をつけて、今までの矛盾が現象化し出している。その結果、毎年いろいろな面で破壊が起きている。今まで人間たちは、エネルギーを無駄遣いすることが発展だと思ってきたのだが、それは究極的に破壊に向かう行為だった。だから当然のように今、それを方向転換し、収束させる時が来ている。そのためのメッセージとしての破壊が今、起き出した。

いつか、我々の生活も縮小することを優先する時が来るだろう。ただ、世の中の流れと少し違うのは、これから世の中は一方的に縮小に向かっていく。しかし、その縮小の必要性を理解している者たちのネットワークは広がっていく必要がある。そして、時代の必然である縮小を理解できない者たちには、さらなる破壊がもたらされるだろう。だから、その縮小のサイクルの到来を理解して生きる者たちの存在が、これからさらに求められるだろう。その拡大のサイクルは、時代の要請に応える縮小のためのものである。

そこで、これからの時代、人々は群れる必要がある。群れるということは個人が個の願望を捨てシンプルになること。20世紀の後半において、核家族化や個人主義がもてはやされてきたが、それが行き着くところ、集団となり、自己主張をし、その矛盾が統合をもたらし、そして群れ化していく。その時に群れることの意味を勘違いすると、単なる群集になってしまう。群集ではなく、群れでなければいけない。こういった時代だからこそ、冷静になり、ポジティブな群れで生きることが求められる。

今、台風や水害、地震等で地方が破壊されている。今年は九州、大阪や広島、北海道など各地で災害が起きたが、そのうち大都市に災害がやってくるだろう。そうなると、日本は再生できないような状態に陥る可能性がある。そうすると、人々の生きる方向は群れることでしか選択肢はなくなる。これは今の社会の延長に新しい生き方を見つけようとするような生ぬるいものではなく、その選択肢はなくなり、群れで生きるしかない時代が来るだろう。そのときに精神性が伴っていなければ、それは限りなく混乱の方向へ向かい、そこで人々は群集化し、さらに混乱へと向かっていく。人々の精神性が伴えば、群れ化して、人々のライフスタイルが再編される。ライフスタイルの転換が今、人類に必要になってきたのである。確かに我々はそのさきがけなのだ。

来年のテーマである「軌道修正」というものは、まずは人々が目覚めなければ軌道修正はできない。目覚めた者たちにはこの星で生きることの意味が理解され、軌道修正ができる。地球の時間軸にたとえれば、ほんの少しの間の工業化の波が人間たちをテクノロジーの依存症にさせてしまった。もう人間の小手先のテクニックで生きていく時代は終焉を迎える。そして、人々が天と共に生きる時代が始まる。それが、新たに始まる時代の求める軌道修正だ。だから、来年2019年のテーマは「軌道修正」ということなのだろう。

 

 


天の川銀河と対話して~北朝鮮について語るPARTⅡ

先日、いさどんが長野県の大町ビレッジに泊まった日の夜のこと。日中の養蜂作業で疲れてしまったいさどんはいつもより2時間も早く眠りについた結果、「年をとると睡眠時間が短くていいから、早くに寝ると早くに目が覚めるんだよ」といういさどんの予想通り、夜中に目が覚めてしまいました。その時点で十分に睡眠をとれていたいさどんは、次のように考えを巡らせました。

「昨日は頭も痛くて、さらに疲れていて、眠くて仕方がないから、大町の皆とも大して話しもせず、早くに寝てはいけないと思いながらも、とうとう寝てしまった。そうしたら、予想通り夜中に目が覚めた。これが流れだとしたら、天の意志だ。今、僕は何かすることがあるのではないだろうか?」

そこでいさどんは布団から起きあがり、北朝鮮や最近の世界情勢について想いを巡らせていました。そのとき、いさどんはこう思ったのです。

「これはいけない!部屋の中で天井を通して対話するべきではない。今は、外に出て天を観るべきだ。生の星や月を見て対話するべきだ。」

そして外へ出たいさどんが上を見上げたら、そこには月がありました。ところが、月を見て何かを語る気にはなれなかったいさどんは、月とは反対の方角を見ました。そうしたら、そこには天の川銀河の星々が瞬いているのが見えました。

「そうか・・・銀河か。」

天の川銀河はわたしたちが所属する銀河です。最近、いさどんは銀河に向かって語りかけていましたから、そこで自らのまわりにある流れについて銀河に語りかけたのです。

「今、わたしのまわりにある流れは滞っているように観えますが、それもすべてそちらの意志だとしたならば、これは滞っているように観えるどころか、それも流れだと受け取るべきですね。」

そのときのいさどんの目的は、銀河と対話することでした。しばらくして、納得を得たいさどんは部屋に戻り、また眠りにつきました。

そして朝になり、目覚めたいさどんにはあるイメージが浮かびました。なんと、渡り鳥をタモで捕まえる映像が突如として現れたのです!それは何年も前のことなので、いさどんの記憶も定かではないのですが、NHKの番組でヨーロッパの人たちが渡り鳥を捕まえることを特集していたのでした。そこで、いさどんは次のように回想しました。

「冬の前に渡り鳥がやってくる。地元の人たちは岩場の陰に隠れて、渡り鳥が飛んでくるのを見ると、渡り鳥が岩場に降りる瞬間に大きなタモで捕まえる。『昔はたくさん捕れたんだよ。今はいっぺんに数羽捕れることもあれば、まったくダメな日もある。でも、冬になる前に渡り鳥を捕まえて漬物にするんだよ』と地元の人は語っていた。彼らは渡り鳥を羽毛ごと、漬物にする。その渡り鳥は鳩よりも少し大きいぐらいだった。それをどれだけか発酵させてから彼らは食べていた。僕の記憶によると、発酵した時点でその羽毛はヌルヌルになっているから簡単に取れる。だから毛を取って、生でそのまま彼らは食べていたような記憶がある。

その番組を見ていたとき、僕はとても気持ちが悪くなった印象がある。マサイの人たちは牛の首に矢を放ち、牛の血を飲むことがあるけれど、僕にはとてもできない。だいたい、血液というものは消化が悪いから、あんなにたくさん飲むと吐いてしまう印象がある。しかし、それよりも、あの渡り鳥の漬物のほうがさらに強烈だった。ところが、一家の長であるお父さんが渡り鳥を捕まえて冬の食料にし、『おいしいね』という団欒がそこにはある。そうすると、そこではまったく文化が違う。しかし、それは生きていく手段であり、自然との対話であり、生きるためにそれが与えられている。その環境に対してどのように生きていくべきかという智慧が与えられた結果である。そしてその延長に味覚があるから、僕にはうっとすることでも、『おいしいね』『今年のものは出来が良いね』という団欒があるのだ。そして、そういったオリジナルな文化を人々が認め合ったときに、世界に平和がある。」

そして、いさどんは朝の準備をしている大町メンバーのみほさんに次のように語り出しました。

 


たとえば、キツネは目が良いよね。目が良いから、耳と目を上にピッと上げて獲物を狙う。犬は鼻が良いから、耳も垂れていて目も下を向いていて、鼻で獲物を追いかけていく。そうすると、犬はキツネのやり方を見て、「あんな変な追いかけ方をして馬鹿だ!」と思うことだろう。しかし、キツネが犬のやり方を見ると、「あんなに下ばかり見て馬鹿だなあ!だいたい、犬は世界が狭いんだよ」と思うことになる。そこで、鷹がキツネと犬を見たら、「おまえたちは馬鹿だなあ!どっちみち、地上を這っていたら獲物が捕れるか。俺のように上から急降下して獲物は捕るべきだ!」という話になる。そこでさらに、別の生き物がそれを見ていたら、「そんな急降下して外れたら、自分がえらい目に遭うぞ!」と言い出すことだろう。

つまり、そこで僕が考えたことは ――― 結局、人は自分の考えを肯定されると、それを喜び、正しいとする。しかし、自分の考えを否定されると腹が立ち、その究極の姿が戦争だ。ところが、一人ひとり、それぞれの考え方や生き方があり、プロセスをつないできたとしたならば、誰もが尊重されるべきだ。そうすると、自分が認められる前に相手を認めるだけの度量があって、その上で自分が相手に認められれば、平和は自ずと訪れる。しかし、どれだけ自分が正しいと主張しても、互いが「あなたを認めない」と不愉快な心を持っていたら、これでは平和は訪れない。

そこで、わかったことがある。北朝鮮もキム・ジョンウンも、今の状態に至るにはプロセスがあってここまで来ている。過去にカダフィでもサダム・フセインでも大量破壊兵器を持っていなかったから、ある意味敗者となってきたわけだ。そして、日本は核兵器を持っていないから、アメリカの言いなりになっている。「だから、核兵器を持って対等にならないといけない」というのが親の代からのキム・ジョンウンの持論なのだ。そこには民族的なものもあり、恨(ハン)の文化という背景もある。その上に朝鮮戦争があり、身内で骨肉を争うひどい戦いをした。それがまだ終わっていない。だから、とことんケリをつけて終わればよかったのだ。そこに、アメリカが非常に身勝手な拳を振り上げている。

今、北朝鮮は核兵器を持つことによってアメリカと対等になろうとしているが、そもそも地球上の今の核兵器バランスというものはどのような形で始まったのかといえば、核不拡散条約により、核兵器を持つのは良心的で優れた国とされているアメリカ・ロシア・イギリス・フランス・中国。この5ヶ国は核兵器を持ってもいいが、これらの国は平和のために持っている。しかし、他の国はならずもの国家で、核兵器を保有したら何をしだすかわからない。平和の脅威だ。だから、5ヶ国以外の国には持たせないという話なのだ。しかし、そもそもこのような核兵器はなしにするべきだったのに、自分たちだけが善良な国で、あとはならずものだから持たせないという話にしてしまった。

核兵器というものは、隣りが持っていると不安だからといって、アメリカが保有したらソ連も持ち、ソ連が持ったからイギリスやフランスも持ち、それで中国が保有したら対抗してインドも持った。それでインドが持ったら、今度はパキスタンが持ったんだよ。そうすると、中東諸国に囲まれているイスラエルは事実上核兵器を持つことになった。

つまりこの状態は、自分の主張が通ったものが善良で正しいという考え方だ。そうすると、北朝鮮のように核兵器だけを持っているのではなく、今は経済と軍事力の時代だから、経済も核兵器も両方持っているのは、アメリカだ。だから現状の世界は、アメリカが自らの尺度で「これはならずものだ」「これは善良だ」「仕方がないからこれは認めよう」と判断しているという姿になっている。

そのような世界に平和が訪れるわけがない。そうすると、北朝鮮の主張もわからないわけでもないという話にもなるだろう。

要は、自分が観た尺度から納得できるのが正しいことで、その尺度から納得できないものが間違っているという考えが、間違っているのだ。北朝鮮からすると、アメリカは横暴な大悪党なわけだ。今までどれほどの人を殺していろいろなものを収奪し、今なおその上に君臨し、世界の富を奪っているのだから。ということからすると、誰もが対等であるべきだ。

その眼から観たら、正しいとか正義はない。ところが、多くの人々は自分の眼から観て受け入れられることの上に平和をつくろうとする。だから、アメリカの傘下にいる日本はアメリカにはごまをすり、北朝鮮には厳しく非難する。ところが、もし第二次世界大戦のときに日本が敗戦ではなく停戦を勝ち取っていたならば、今、日本は北朝鮮と同じ立場にいることにもなるだろう。

人間は、自分の見える目線から判断し、認められるものを正しいとする。それが認められない、もしくは理解できなければ、間違っているとする。その徒党を組んだ極めつけが国家だ。

しかし、伝統的な暮らしも、動植物の個性も、地域による文化の違いもすべて多様性を認め合って初めて、平和がある。ところがグローバル化によって、人間の豊かさの価値観が単一化してしまった。そこで、お金があって欲しい物が手に入るアメリカ型豊かさだけが豊かさになっていると、それを阻害するものは悪で、そのようなものたちが築き上げてきた多数決の世界観が正義になっている。それが現代の問題を生んでいるのだ。そのような価値観はこれまで爆発的に広がってきたが、それは地球の多様性という生命世界からしたら、非常に貧しく単一的な世界だ。そのツケが今、世界中に現象化してきているのである。

そして、その単一化された価値観を阻害するような今までの動きも、実は宇宙からのメッセージであり、その矛盾を人類に示しているとも言える。「ひずみがあるとこうなるよ」と。逆に、ひずみを消すと悟りに向かっていくのだから、悟りに至ることはある意味味気ない世界とも言える。そういったことを宇宙が教えてくれている。

その宇宙の意志が観えるものになること――。それを今の時代に生きる人々に伝えたい。

わたしたちは銀河の法則と共に今、ここにいる。そうすると、今、目の前にあることだけを見ていてはいけない。

 


 

そして、2017年の秋分を迎え、いさどんは次のように語りました。

「木の花ファミリーでは2017年を『爆発の年』と呼んでいる。爆発というのは、究極の破壊だ。そうすると、破壊というのは、陰に入る入り口とも言える。今日、秋分の日を迎えるにあたり、これまでの拡大のサイクルからそぎ落としのサイクルに入る。だから、一人ひとりが不要なことはもうなしにして、必要なことだけを行っていく時が来たということだ。」

 

 


宇宙視点で北朝鮮について語る

北朝鮮が核実験を実施した日の翌日の朝。以下は、いさどんとようこの会話です。


いさどん:
今、北朝鮮はきな臭いだろう?

ようこ:
うん。

いさどん:
彼らのような人間の思考は、宇宙の実体からは、かけ離れた思考をしている。勢力争いをしてね。

ようこ:
そうだね。

いさどん:
でも、これも宇宙の実体の幅の中にあるのだろうね。スターウォーズという映画があったように、宇宙空間にも戦いがあるのだと思う。それで、戦いには悪い側と良い側があるだろう?それは、どちらが悪いかわからないよね。ただ、ひとつの側に立って物語が創られているだけだから。

ようこ:
結局、どちらも戦う側にいるだけだものね。

いさどん:
そう。それで自分の側にいる者との絆のことを愛などと呼んでいるだけなんだよ。結局、トランプ大統領の思考もアメリカ的発想だからね。

ようこ:
北朝鮮でも、中国でも、アメリカでも、そして日本でも大して変わらない。

いさどん:
対立軸にあるという意味では一緒だよ。今までは、これは有史以来のことだけれど、そのような対立を好まないで譲る人たちは、結局退いていった。そうすると、木の花ファミリーのような調和的な生き方が地球上に台頭してくるには、まだ100年以上かかるということかな。

ようこ:
そうだねえ・・・

いさどん:
それを、ここの子どもたちに語ってわかるだろうか。僕は、常に重要なことを語っていると思うよ。昨日の夜、今ケア滞在しているRくんにも本当に大切なことを伝えた。自分を守ろうとすることが、自分を貶めているということが人にはわからない。これはカラクリなんだよ!これは、今の北朝鮮も同じだよ。国益を守ろうとして、霊的な価値を落としているのだからね。それに、アメリカは議会がもっと機能している国かと思ったら、大統領によって完全に暴走してしまう国になる可能性もある。

ようこ:
結局、大統領令という制度があるから、独断で何でも決断できるしね。そうすると、民主主義なんてどこかに行ってしまって、独裁政治になる。

いさどん:
民主主義といっても、その時に政治の中枢にいる人たちの権力の実体がそのまま出てくるんだよ。

ようこ:
そうそう。そう考えると、アメリカも北朝鮮と大して変わらないね。

いさどん:
変わらないよ。

ようこ:
日本だって、道理が通ったリーダーシップが発揮できているわけでもなく、賢明な見解を世界に対して発信できているわけでもない。

いさどん:
対応が制裁一辺倒でね。話し合いをしても意味がないかもしれないけれど、制裁一辺倒を押しつけるのも策がない。結局、何が問題なのかというと、当事者たちの柔軟性のなさが問題なんだよ。

ようこ:
そうだね・・・。ねえ、いさどん。もし、いさどんが今、日本の首相だったら今の北朝鮮に対してどのような手を打つ?

いさどん:
北朝鮮については、まず、事が進み過ぎたんだよ。

ようこ:
そうだね。そもそも、もっと前に手を打つ必要があった。

いさどん:
そう。もっと前に、何か違う方向性を見出さないといけなかったのだけど、今は意地の張り合いで、引きたくても引けなくなってしまったんだよ。北朝鮮は腕白でわがままな国の代表のようなものだろう?それに対して、これまで覇権を握ってきた国家たちはそれを許せない。そこで僕が予想するに、どうもとんでもない兵器を彼らは開発していて、逆に言うとその兵器をつくるな、という側も実はそうした兵器を平気で持っているんだよ(チーン♪)。

だから、ずっと前に、あの戦争を終わらせておかなければならなかった。この状況は朝鮮戦争から来ているからね。それで、共産主義と資本主義の冷戦時代が崩壊した時に、北朝鮮も一緒に崩壊しなければならなかった。でも、朝鮮戦争の恨みが結局残っていて、それがそのままで手付かずになっているんだよ。

昨日もテレビのコメンテーターが「難しい問題ですね」と言っていたけれど、意地の張り合いで、難しいと言えば難しいよね。しかし、意地を張るのをやめたら、別に難しくもない話だよ。

結局、直接日本に何かが起きないと、上空にミサイルが通ったぐらいでは人は目覚めないからね。それと、それは北朝鮮が悪いという話になるだけだから。

ようこ:
そうそう。

いさどん:
本当は、そういう時代に自分たちが生きていることを全人類は知る必要があるんだよ。今の北朝鮮の精神レベルは、人類の実体なのだから。仮に、アフリカでも独裁的な指導者が現れてあのような財力や技術を持っていたら、それはどこででもありえることだよ。結局、精神レベルの問題だからね。

ようこ:
そうだね。だから、北朝鮮が悪者で、自分たちが正義の側ということはない。結局、Rくんの話と同じで、どんなに自分を守っていても良いことがないように、国家が意地を張っていても最終的には良いことは何もないんだけどね。

いさどん:
トランプ大統領は70歳を過ぎているのにもかかわらず、あんなに子どもじみていて、ある意味正直な人ではあるよね。彼がアメリカ大統領になるということは、これまでアメリカという国が歩んできたことの結末なんだよ。アメリカ人は自分たちが選んだ大統領を、「自分たちが選んだ」という意味でもう一度振り返らないといけない。ところが、自分たちが歩んできた道の結果であるということは忘れて、「トランプが問題だ!」と訴えている。

北朝鮮のキム・ジョンウンも、なぜ自分がこのような過激な腕白坊主のようなことをやっているのか、ということを振り返らないといけないのだけれど、何しろ感情的で腕白な状態になっている。負けず嫌いで、下手したらあれでは国を潰すよ。国の何千万という人々の未来がかかっているのに、彼はなぜそういったことを考えられない人なのか、ということを本当は考えないといけない。

彼らのような人たちが今、国のリーダーになっている。安倍首相でも、何でも制裁強化と言っているけれど、北朝鮮が暴走したら、一番困るのは日本だよ。韓国もそうだけどね。だから、韓国は少し慎重になっていて、話し合いで解決しようとするでしょう?でも、アメリカや日本に乗せられて、制裁と言っている。

やはり、現代の人々は皆、世界観が狭いんだよ。でも、そもそも人々には「自分の世界観が狭い」という概念がないからね。

ようこ:
そう考えてみると、今、世界観が広い人が世界中にどれだけいるのだろうか。

いさどん:
ここでまたひとつ、カラクリがあってね。たとえば、人は自分の世界観が狭いことに気付くと、「広い世界観を持ちたい!」と思うものだろう?でも、そう思う心が欲でね。その場合、いくらそう思っても、世界観は広くならないんだよ。最近、僕がよくケアを受けている人たちに伝えることは、「いくら一生懸命やっても、方向性が間違っていると、結局問題が繰り返される日々が続くだけなんだよ」ということ。

これからは、正常な方向性を見出し、その方向に歩んでいくことが最も大切な時代なんだ。

そして、僕はこれから、神通力・超能力を開発させていくステージに入る。それは、人間の可能性の探究の新たな歩みになる。

その神通力とは――、僕がその場に行くと、そこの場の波動が高まって、人々の考え方が変わるきっかけになる。「あの人はなぜあんなふうなのだろう?」と人は思うようになる。

たとえば、昨日車屋に行っただろう?そうすると、車屋は車を買ってくれたお客にただいろいろと説明しただけなのに、「なぜかわからないけれど、あのお客に惹かれる」と頭の中に何か忘れられないものを残していく。そういったことがもっと日常の中で頻繁に現れるということだよ。

ようこ:
簡単に言うと、人類の目覚めを自らの存在をもって促すということなんだろうね。以前いさどんは、「おやじの館」というビジョンを持っていたでしょう?いさどんがその館の一番奥の部屋に座っていると、何か悩み事を持っている人が訪れ、いさどんの顔を見て、それでいさどんがにやっと笑っただけで、その人は「ありがとうございました!」と言って納得して帰っていくというビジョン。今の話は、そのビジョンとも重なるね。

いさどん:
超能力というのは、たとえば具合が悪い人が来て僕が接していたら、正常な方向へ誘導されて良くなっていくということ。これが、超能力。奇跡は起きるんだよ。今までのような、物理的一辺倒に科学を駆使して病気を分析し、症状を改善していくのではなく、病気というものはその人に精神的な病気体質があるから、病気になるんだよ。だから、そこにアクセスしていく。そして、固まっていた根本原因がほぐされて柔らなくなったら、症状が変わっていく。これが、神通力や超能力だ。そして、その能力は特別なものではなく、誰にも可能なことなんだよ。

僕はよく、「心が貧しい者は良い人生は生きられない」と言うだろう?それは当たり前のことだけどね。いよいよ、それを重要なこととして立証していくということだ。

 

 

Source of image:THE WALL STREET JOURNAL


 

以下、宇宙視点を学ぶ講座をご案内します。

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2018年1ヶ月間の真学校
受講生募集中!

1ヶ月間の真学校は、壮大な時代の流れを読み解きながら、それまで知らずにいた本当の自分自身に目覚め、生きることの突破口を開く場です。
固定概念を超えて視野を大きく広げ、世界にたったひとつのあなたの人生を自ら切り開いていく力を身に付けます。

 日 程 
2018年2月25日(日)〜3月24日(土) 28日間

会 場
木の花ファミリー
静岡県富士宮市猫沢238−1

対 象
■ 自分を変えたい人
■ 世界を変えたい人
■ 人生に行き詰まった、或いは人生の転機にある人
■ 今の世の中をどこかおかしいと感じながら、どうすればよいかわからずにいる人
■ 生きることの真の意味を知りたい人
■ この星に生きる人 すべて
☆その他、2017年受講生からは「こんな人に勧めたい」という様々な声が上がっています。受講生アンケートをご覧ください。→ 受講生アンケート

メイン講師・いさどん
メイン講師・いさどん

内 容
講座は「世界観」「農」「食」「医」「経済」「環境」「教育」「社会」「芸術」と多岐にわたりますが、全講座に共通する最も重要な学びは、物理的な現象の奥に流れる深い精神性です。受講生の心の性質や世代の特徴、そして人生における役割などを紐解くことにより、それまでに考えたこともない新たな視点に出会って世界観を大きく広げ、生き辛い社会で生き抜く力を身に付けていきます。

*詳細はこちら!

 → 1ヶ月間の真学校ブログ

 


続・トランプ新大統領の就任にあたって ~トランプ氏もオバマ氏もヒトラーも地球人

トランプ氏が大統領に就任した日の夜、いさどんは大人ミーティングで以下のように語りました。

*トランプ氏の演説については、前の記事をご覧ください。

―――

トランプ氏の演説は、歴代の大統領の演説よりも極めて明快でわかりやすい。今までのアメリカ大統領の演説には、世界戦略に向けての含みがあった。しかし、トランプ氏の演説にはアメリカ的本音が観えてきた。それは、地球の富を握るトップの人々から人間の本音が出てきたということ。その本音とは、結局自らの利益しか考えていないということだ。

アメリカの姿勢はずっとそういうものだったが、世界の警察だの正義だのと言って、本音の部分を隠してきた。しかし実際にその根底にあったのは、自国の利益の追求だった。そういった意味では、地球上の人類の歩みのエゴの部分を表現した象徴的な国家と言える。それを外面上は美しく装っていたが、内部ではどんどん矛盾が膨らんで格差が広がり、今やアメリカの格差は世界の格差となった。
アメリカはまた訴訟の国でもあり、多くの人々が自らの利益のために歪んだ主張をして争っている。イスラム世界との対立も「テロとの戦い」と言って自らを正義の立場に置いているが、それも自らのイデオロギーや宗教的主張を正当化しているに過ぎない。本来、多民族が暮らす大らかな国でありながら、とても不正義で欺瞞に満ちた国であることが観えてきた。
今の世界情勢を観ていると、そういった今まで世界を支配してきた体制が終焉を迎えていることがわかる。さらに明快なことに、太陽や宇宙の星々が示しているターニングポイントが、地球上の時代の切り替わりを表しているということを、これまでにも何度も語ってきた。今、演説でどれだけ華やかに希望を語ったとしても、その延長線上に未来はないだろう。もし今までの体制がこのまま続くとしたら、それは宇宙の法則から外れていることになるのだから。
今のアメリカを代表とする世界情勢は、人間が欲のままに生きてきた時代の最後のあがきを、とてもわかりやすく表現している。アメリカは言わば大きく成長した分家のような存在であり、もともとの本家はイギリスだ。産業革命以降の世界戦略の結果が今の混乱に表れており、今、イギリスもまたアメリカと同じように、イギリスファーストを語り出した。これは、産業革命以降の世界をリードしてきた物質的発展の象徴である国々が、終焉を迎えたということだ。そのように捉えると、やっと訪れた新たな時代のメッセージが現実となっていることを感じて、心地よい思いにもなる。

EUの状況を観てみると、ドイツはEUのお陰で多くの利益を得た。その結果、産業をさらに発展させるために移民が必要だった。一方、イギリスはEUの中でドイツに次ぐ経済大国だが、ドイツほどの利益を得ることができなかったところへ貧しい移民が流入してきてそれまでのイギリスの社会保障制度を適用することになり、結局は損だという発想になった。つまり、EUに属することのメリットがドイツほどなかったのだ。ドイツは儲かった責任上移民を保護するが、イギリスは移民排斥に傾いていった。そしてトランプ氏の指摘するように、自国の利益を守ることを優先するイギリスの姿勢は他国にも影響を与え、今後EUの国々の中にそれに追随するような動きも出てくることだろう。要は、どの国も自らの損得ばかりを考えているのだ。
今、利害の一致する国同士が結束して他の国の製品を入れまいとするブロック経済的な動きが各地で芽生え、世界に対立構造が生まれ始めている。この状況が、大恐慌から第二次世界大戦へと突入していった1930年代の状況に似ていることから、第三次世界大戦が起きるのではないかと危惧する声もあるが、それはこれまでの時代の発想であり、ものごとの捉え方が浅いが故の懸念と言える。そういった問題の本質を質的転換によって切り替えていくことが、これからの時代の人類に求められていくだろう。

人類の歴史を振り返ると、東西の文明は800年ごとに盛衰を入れ替わっており、今はちょうど、この800年間世界をリードしてきた西洋文明に代わって東洋文明が台頭していく入れ替わりの時にある。
西洋的思想とは、物事を科学的に捉える考え方だ。現象を細かく分析して何が要因でそうなっているのかを解明するので、例えば病気の物理的治療法が進化したり、企業が生産性を上げるなど、物理的発展にはとても有効だ。何か現象が起きて、それを良くないものと捉えれば良くなるように対処し、悪いものと捉えれば処分するなど、出来事に対して対症療法的な措置を取る。カタカムナで言うと、拡大を表す「オ」の働きだ。
それに対して、ある現象が良くないものであるとしたらそれはどのように良くないのか、今は良くないとしても先へ行ってみたらどうなるか、あるいは過去はどうだったのか、それを良くないと感じるのは自分自身の視点が変化したからではないか、というように、様々な要素を統合して捉えていくのが東洋的思想だ。出来事の表面だけではなく、その奥を観る。何かが起きるということは、その現象の奥にそれを発生させている意志があり、過去からの継続した物語がある。その物語をずっと辿っていけば、宇宙の始まりに行き着く。西洋思想が拡大を表す「オ」の働きなら、東洋思想はそれを収めていく「ヲ」の働きだ。
産業革命以降のこの250年間は、「オ」のサイクルがとても発展した時代だった。それが悪いということではなくそのような時代だったということだが、それを絶対のものとして、永遠に続けていこうとしているのが安倍首相の姿勢であり、多くの国々のリーダーたちの姿勢だ。そして、奪われたものを取り戻そうという発想がトランプ氏だ。それは実に浅い発想であり、一国のリーダーがそのような状態であるということは、国民の精神的レベルも推して知るべしだろう。

連邦議会議事堂に表れたトランプ氏を見てオバマ氏の姿が思い浮かんだのは、クリントン、ブッシュ、オバマ、そしてトランプ氏という流れが、産業革命以降の世界が終焉を迎えるセレモニーのフィナーレであるように感じたからだ。そこでもう一人思い浮かんだ人物がいる。それはヒトラーだ。
ヒトラーは、第一次世界大戦後の疲弊したドイツを彼の野望によってリードし、極めて残虐な行為と共に後の世の人々に大きな教訓を与えた人物だ。その体験を経て、もう二度とそのような惨事を繰り返すまいというところから、ヨーロッパにEUが誕生した。彼は今の世の中では悪人と捉えられているが、それぞれの国が自国の利益を追求することで戦争というわかりやすい現象につながっていくことの、言わばきっかけとなる役割を担ったのだ。その時代は日本で言えば戦国時代のようなもので、世界に欲望の末の混乱ゲームが巻き起こった。ヒトラーは、そのゲームに参加したすべての国々や、それらの国をリードした人々と何ら変わらない時代的役割をしていたのであり、それらを代表して極悪人と称されているが、彼がそのような時代においては特別な人物でないことは、時代の目から観れば理解できる。彼がその時代の悪人の代表とされたのは、次の時代を担った戦勝国の人々により、そのようなレッテルを貼られたからだ。ヒトラーは混乱の時代をかき回し、次へとつなげた時代的役割を果たしたのだと捉えれば、大きな時代の変化に貢献した人物とも言える。

そういった意味で、トランプ氏もこれから面白い役割を果たすことになるだろう。今や世界の政界も経済界も、どのように対処したらよいのかと、トランプ氏の動向を伺っている。アメリカの大統領はとても大きな権限を持っており、条約は議会の承認を得なければ締結することはできないが、TPPのような行政協定であれば議会の承認を得ずに大統領権限によって締結することができる。面白いことに、オバマ氏はアメリカの権威を失墜させたなどと評されているが、実は歴代の大統領の中でもっとも多く議会を無視して協定を結んだ大統領なのだそうだ。なぜかと言えば、彼は民主党の所属だが議会の大多数は共和党であり、議会と大統領の意見が合わなかったからだ。
今回、トランプ氏は多数派である共和党から出た大統領だが、その共和党の中でも彼を支持しない議員がいるというねじれた状態になっている。そうすると、また大統領権限を行使していくということが頻繁に起こるかもしれない。アメリカはとんでもない人物に権限を与えたものだ。彼は今でも議会とは関係なくツイッターなどを通して次々と自らの方針に沿わない企業を攻撃している。すると企業の側も、トランプ氏が何をやり出すかわからないということで、彼にひれ伏すような現象が起きている。これまでの秩序はもう通用しない。それは実に痛快なことだ。
「大統領になったらもう少し調和的になるだろう」という予測もあったが、今のところ、いい意味でその期待は裏切られている。このままどんどんやってもらいたい。どんどんアメリカ一国の利益を追求してもらいたい。

アメリカに、世界の国々からの陳情を受け付けるシンクタンクがある。各国はそこへ自国の代表を送り込み、トランプ政権への探りを入れ、「私の国はこのような方針ですので、どうぞよろしく」とゴマをすっている状態だ。なぜなら、アメリカとうまくやらなければ自分たちが食えなくなるからだ。つまりトランプ氏が主張するアメリカファーストと同じように、どの国も自国の利益ばかりを優先している。そこから、トランプ政権に媚びを売り、自国の利益を最優先する人々の本音が観えてくる。日本がTPPを進めるのも、自国の自動車を売りたいからだろう。だから我々も自分のことだけを考えて当然だ、もう世界のリーダーとしての立場を取っていくようなことはしない、というのがトランプ氏の発想だ。
「リーダー」というのも、アメリカはこれまで正義の名のもとに他国に軍隊を送り込んだり投資をしたりしてきたのだが、今、その実態が明らかになり始めている。きれいごとを並べながら、その実態は自らに都合のいいように世界をリードしてきた。そういったきれいごとに隠された悪事を非難される時が今、やってきたということだ。

トランプ氏は移民や外国にアメリカの利益を奪われていると主張しているが、実際は他国に利益を奪われたのではなく、アメリカの大企業が利益を上げるために、他国の安い労働力を利用し、アメリカに利益をもたらしているのだ。しかしそれが国民全体に行きわたらず、その利益の恩恵にあずかれない多くの人々の不満が、トランプ氏への支持につながっていった。
その背景では、アメリカの一部の富豪たちに富が集中し続けている現状が、今も止むことなく続いている。巨額の富を持つトランプ氏は格差社会の象徴のような存在だが、面白いことに、彼を支持しているのはその格差のもう一方の側にいる、利益の恩恵にあずかれない人々だ。それは皮肉な状態でもあるが、資金力が中途半端な者が政治家になるとお金のある所から献金を受けて言いなりになることがこれまでの世の常だったから、トランプ氏でなければダメなのだということも言える。そのように、人々はあまりにも複雑な実態に巻き込まれ、根拠のない主張の結果、多くの人々が自らの利益を守ることにだけ意識が集中した結果、アメリカにトランプ大統領を誕生させたのだ。
結果として観えてくるのは、アメリカ的社会の矛盾が今、その極みを迎え、終焉へと向かっているということ。そのように捉えれば、その視点を持つ者にとっては、成り行きを楽しんで見守る姿勢を取ればよいことになる。

僕は、ヒトラーはとても大きな役割を果たした重要人物だと評価している。トランプ氏はそこまで残虐ではないにしても、21世紀のヒトラー的存在だと言えるかもしれない。オバマ氏は彼のことを非難していたが、実はブッシュ氏もオバマ氏もトランプ氏も同じ穴のむじなだ。この時代を表現し、ひとつの時代の終焉を迎えるための役割を果たした人々であると言える。つまり「地球人」だということ。

僕はヒトラーを支持しているわけでも、トランプ氏を支持しているわけでもない。ただ、そういった社会情勢を俯瞰して観ているだけだ。これまでは、欲や感情に任せ、物事の本質を失った者たちが自らの内から湧き出てくる欲望のエネルギーに翻弄されて闇雲に時代を創ってきたと言えるだろう。しかしこれからの時代は、ものの本質を捉え、それを情報として冷静に判断し、世界に貢献できる人材として、欲望のコントロールをできる人であることが求められるだろう。だから、次の時代を生きる個人は、その視点を持って日常を生きることが大事なのだ。
人間には、人それぞれの性質がある。その人らしく思考し、それが表現された時に、そこに調和が生まれたり、対立が生まれたりする。つまり、対立も調和も、その人の人柄が創り出しているものだ。
人々は、例えば日常の中の小さな家族のいがみ合いや身近な人との不調和は、国同士の戦争や地球環境の汚染とは別のものだと思っている。しかしその出来事の本質は、同じものだと考えるべきだ。毎日どのように生き、どのようなものを食べると病気になっていくのか、そしてそれを治すためにどのような医療を受けるのかということも、人々は戦争や環境汚染とは別だと思っているが、実はそういったことが積もり積もって戦争や環境汚染が起きている。
この世界は相似形で、小さなものから大きなものまで全て同じ仕組みで成り立っているのだから、実はとてもわかりやすい。宇宙を理解することも、地球を理解することも、生態系や環境を理解することも、人類社会を理解することも国家を理解することも、すべて自らの姿勢を観るのと同じように観れば、よく理解できる。自らの姿勢は自己責任によるもの。平和的に生きるのも対立的に生きるのも、自らの姿勢次第だ。
国家というのは、民主主義であっても共産主義であっても独裁国家であっても、必ず民衆の支持の元に成り立っている。人々が自らの日常の生活を平和的で健康なものにすれば、その連鎖は必ず国家に反映される。調和的で健康な人々の住む国家は必ず優れた国家になり、優れた国家が集う地球は優れたコミュニティになるだろう。それは何も難しくない。ところが人々は、どこかで自らとこの世界を仕分けている。だから世の中に対して不満を言い、ひどい時代だと嘆きながら、自分自身にメスを入れないのだ。

しかしそのことが本当に観えてきたら、世界に逆の現象が起きる。人々が自らの中にある矛盾を見出し、それを改善していくようになれば、世の中の問題は憂うべきことではあるが、世の中が混乱すればするほど「来たぞ来たぞ!」とその時が来たことを楽しめるようになるだろう。一たびその視点を持った者は、混乱が起きれば起きるほど、それを別次元から眺めるようになる。
混乱とは、泥の中にいるということ。その泥をかき混ぜて、活性化し、芽が出ると、そこには蓮の花が咲く。

富士山に登る時、登り口はたくさんある。しかし頂上へ近付くにつれて、道は一本になっていく。時代はいよいよ、真実を観る時がやってきた。それが21世紀であり、30世紀に向けて人類はどのように進化していくのか、地球上でどのように役割を果たしていくのか。今は個人も国家も皆、自らの損得勘定によって動いているが、個人ならば国家が自分に何をしてくれるのかではなく、自らが国家に対して何ができるのかを考える。国家は世界に対して何ができるのかを考える。いよいよそういう時代がやってきたのだ。
あなたの責任はあなた自身が取ること。それによって、あなたはこの地球上に自らの意思を役割として反映する義務があるのだ。誰かがやってくれるのではない。ひとつひとつのことに魂を込めて、あなた自身がやるのだ。

人間の体は、地球全体からすれば点にもならないような小さなものだ。しかし心は、地球をいつくしみ、宇宙と一対になって対向発生するような壮大なスケールにもなれる。
そのような視点から現代の世界情勢を観てみると、いよいよ面白くなってきたぞ、とウキウキするね。

 

 


 

囚われを外したら

そこは宇宙だった

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2017年2月19日~3月18日
「1ヶ月間の真学校」開催!

何か問題が起きた時「自分は悪くないのになぜこんな事が起きるのだろう」と思ったことはありませんか。
人は問題を見つけると、とかく自分の外に原因を探し、周りを変えようとします。ところが周りはどうにも変わることなく、問題だけが積み重なり、今や家庭の中から地球規模に至るまで、どこもかしこも問題だらけの、行き先の見えない世の中となりました。
しかしそれは視点を変えれば、大転換のチャンスでもあるのです。

1ヶ月間の真学校は、人生の問題のあるなしに関わらず、生きることの突破口を開く場です。そこに特定の正解はありません。一人ひとりが客観的に自己を捉える冷静な目を養い、視野を広げ、その人らしい人生を自ら切り開いていく力を身に付けます。

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【日程】
2017年2月19日(日)~3月18日(土)
【会場】
木の花ファミリー
【定員】
15名 定員に達し次第受け付けを締め切ります。
【参加費】
18~22万円 収入に応じたスライド制です。受講料や食費など1ヶ月間の滞在費全てを含みます。
【内容】
「農」「食」「医」「経済」「環境」「教育」「社会」「芸術」と多彩な切り口の講座を通して、受講生一人ひとりの心の性質や人生の使命、そして時代の流れを読み解きながら、この世界の真実を観抜く心の目が開かれるよう、いざないます。
講座例:人格を学ぶ講座(カルマ読みと地球暦)/コミュニティ創設講座/天然循環法の畑作・稲作/ファシリテーション/世界観を広げる/菩薩の里の経済/自然療法プログラム/食養生/有用微生物群の培養/天然醸造味噌作り/創造性と芸術/カタカムナ/性と宇宙/自然災害と防災/持続可能な心の持ち方

講座詳細やこれまでの受講生の体験記はこちら!

→ 1ヶ月間の真学校ブログ

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アメリカのトランプ新大統領の就任にあたって

いさどん:
現代の人類は地球上の至るところへ行けるようになったので、時差のあることは認識している。しかし、それが地球が自転している結果、太陽のほうに向いている時間の誤差がその時差であるということを、そのように正確には認識していない。さらに、地球が宇宙空間を旅していることも認識していない。日常の意識の中では、地球が宇宙空間に浮いているという認識すらない。

しかし正確に言うと、地球が宇宙のある地点に「ある」という認識はあっても、「浮く」という認識はない。それは地球上の感覚的言葉であって、「その地点にいる」というだけのこと。そのことを考えると、人間の意識はまだ宇宙意識には至っていない。

先程までアメリカのトランプ新大統領の就任式のはじめの様子を見ていたが、あの連邦議会議事堂で彼の登場を待っていたアメリカ国民の姿はまさしく「地球人」だった。

日本とワシントンの時差が13時間もあるのを無理して最後まで就任式に付き合うことはないから、彼が就任演説をする前に報道を見るのをやめたのだが、新しいアメリカの大統領が連邦議会議事堂に現れたとき、なぜだかわからないがオバマ前大統領の姿とだぶった。アメリカは宇宙開発の先頭を切ってきた国だ。しかし、それは軍事的な利用が最優先であったり、ある意味国家の威信をかけて宇宙開発が進められてきた。そういったことはすべて、あの連邦議会議事堂に集っていたアメリカのリーダーたちによって進められてきたのだ。あそこに集う世界のリーダーだったものたちも、宇宙視点というものの捉え方からしたら、それほど飛びぬけた発想を持っているわけではない。むしろ、世の中に物議をかもしてきた一番の根源とも言えるのだ。

そこで、トランプ新大統領はこれから何を引き起こしてくれるのだろうか?人々が想像できるような、かつ容認できるような範囲で大統領の任務を果たすようなことでは、21世紀の初頭にあたって希望は望めないことになるだろう。そこで彼が人々が想像できないようなことをやり遂げるとしたならば、それは世界にとって衝撃的なことになるだろう。なぜなら、今は次の時代に向かうと言いながらも、まだあの国の実力はあるからだ。しかし、あの連邦議会議事堂や就任式の飾り付けを見ていると、それは極めてアメリカ的かつ地球的に感じた。あの領域にしか、まだ人間は到達していないのだ。これは意識の話だからこそ、物理的に宇宙船に乗って宇宙探査へ行ったとしても、結局宇宙での人類の行いは地球的意識の延長にしかすぎない。あそこで展開される世界がある意味、この時代の地球の最先端のリーダーたちの意識レベルなのだ。

それで、今の地球を代表するようなアメリカ新大統領の就任式のはじまりを見て、我々の日常を振り返ってみる。そうすると、たとえばロータスランドをオープンするとか、畑を充実させるとか、無駄がないように果樹を整備していくとか、そういったことはどうでもいい話だ。それは地球上の注目度からしたら、本当に微細なもの。しかしながら、あの連邦議会議事堂に集っている人たちの発想がどこにあるのかと言えば、利権と駆け引きといった欺瞞の中で表面的に体裁を繕い、国家自体がひとつの共同体として自分たちの利益のみを守りながら運営していくという損得勘定の中にある。それは今、世界中のどこの国を見てもそのような状況になっている。

本来、宗教はそこを超えた意識の人間をもたらすためのものなのだが、結局アメリカはキリスト教系の国であって、就任式に新大統領は聖書の上に手を置いて宣誓を行う国だ。だから、我々はどんなに微々たる存在であっても、我々が自我を超え、本当の意味での共同の世界を創ったときに宇宙の法が働いて、そこには今までになかった独特の世界が現れてくる。これからそれを我々の生活やアンテナショップの場でどのように表現していくのか?そしてそれを外への刺激として提供できるのか?

今は難しいことだと思うかもしれないが、それを表現し提供していくことが今、我々に求められていることだ。それは一人、二人の責任者に任せることではない。皆で成し遂げることだ。ロータスランドのコンセプトはやはり、「また帰宅(来たく)なるような場所」ということ。それは単に、ものを食べたいから来たくなるのではなく、そこに漂う雰囲気によってまた来たくなるような場ということだ。それは、「お帰りなさい」と迎えられる場所。そのような店づくりをするべきだ。あの最先端のアメリカ大統領の就任式の会場にもない雰囲気を醸し出すのだ。あの場所はある意味、日常生活からかけ離れた場だ。それを、日常生活も含めて、誰もが壁を超えて表現できる場を創っていく。それは、そこを訪れた人がそのことに気付くための場所。

「あれ?・・・ここはどこだろう・・・?」

言葉ではもうこれ以上話すことはできない。我々はそのことを理解して日常生活に臨まないといけない。今は難しいと思うかもしれないが、今まで想像さえできなかったことにこれまでも出会いながら、この道を歩んできた。そのようなことが簡単になっていくのかどうかは、蓋を開けてみたら、我々の想像とはまったく違うことが起きる可能性もあるのだから。何も決め付けずに進んでいく。

これまでアメリカという国は化学物質と軍事力と近代テクノロジーで成り立ってきたという事実がある。それをダメだと否定するのではなく、枠を持っているからこそ、限界が来るということ。これ以上は今はわからない・・・。ただひとつ、今言えることは、我々が「自分の意志で生きている」ということだけを念頭に置いて語っていては、真実は観えてこない。

――

(以下、第45代アメリカ大統領に就任したトランプ新大統領の就任演説の日本語訳全文です。)

ロバーツ最高裁判所長官、カーター元大統領、クリントン元大統領、ブッシュ元大統領、オバマ大統領、そしてアメリカ国民の皆さん、世界の皆さん、ありがとう。私たちアメリカ国民はきょう、アメリカを再建し、国民のための約束を守るための、国家的な努力に加わりました。私たちはともに、アメリカと世界が今後数年間進む道を決めます。私たちは課題や困難に直面するでしょう。しかし、私たちはやり遂げます。私たちは4年ごとに、秩序だち、平和的な政権移行のために集結します。私たちは政権移行中の、オバマ大統領、そしてファーストレディーのミシェル夫人からの寛大な支援に感謝します。彼らは本当にすばらしかったです。

しかし、きょうの就任式はとても特別な意味を持ちます。なぜなら、きょう、私たちは単に、1つの政権から次の政権に、あるいは、1つの政党から別の政党に移行するだけでなく、権限を首都ワシントンの政治からアメリカ国民に返すからです。

あまりにも長い間、ワシントンの小さなグループが政府の恩恵にあずかる一方で、アメリカ国民が代償を払ってきました。ワシントンは栄えてきましたが、人々はその富を共有していません。政治家は繁栄してきましたが、仕事はなくなり、工場は閉鎖されてきました。既存の勢力は自分たちを守ってきましたが、国民のことは守ってきませんでした。彼らの勝利は皆さんの勝利ではありませんでした。彼らが首都で祝っている一方で、闘っている国中の家族たちを祝うことはほとんどありませんでした。すべてが変わります。いま、ここから始まります。なぜなら、この瞬間は皆さんの瞬間だからです。皆さんのものだからです。ここに集まっている皆さんの、そして、アメリカ国内で演説を見ている皆さんのものだからです。きょうという日は、皆さんの日です。皆さんへのお祝いです。そして、このアメリカ合衆国は、皆さんの国なのです。本当に大切なことは、どちらの政党が政権を握るかではなく、私たちの政府が国民によって統治されているかどうかということなのです。

2017年1月20日は、国民が再び国の統治者になった日として記憶されるでしょう。忘れられていた国民は、もう忘れられることはありません。皆があなたたちの声を聞いています。世界がこれまで見たことのない歴史的な運動の一部を担う、数百万もの瞬間に出会うでしょう。この運動の中心には、重要な信念があります。それは、国は国民のために奉仕するというものです。アメリカ国民は、子どもたちのためにすばらしい学校を、家族のために安全な地域を、そして自分たちのためによい仕事を望んでいます。これらは、高潔な皆さんが持つ、当然の要求です。しかし、あまりにも多くの国民が、違う現実に直面しています。母親と子どもたちは貧困にあえぎ、国中に、さびついた工場が墓石のように散らばっています。教育は金がかかり、若く輝かしい生徒たちは知識を得られていません。そして犯罪やギャング、薬物があまりに多くの命を奪い、可能性を奪っています。このアメリカの殺りくは、いま、ここで、終わります。私たちは1つの国であり、彼らの苦痛は私たちの苦痛です。彼らの夢は私たちの夢です。そして、彼らの成功は私たちの成功です。私たちは、1つの心、1つの故郷、そしてひとつの輝かしい運命を共有しています。

きょうの私の宣誓は、すべてのアメリカ国民に対する忠誠の宣誓です。何十年もの間、私たちは、アメリカの産業を犠牲にして、外国の産業を豊かにしてきました。ほかの国の軍隊を支援する一方で、非常に悲しいことに、われわれの軍を犠牲にしました。ほかの国の国境を守る一方で、自分たちの国境を守ることを拒んできました。そして、何兆ドルも海外で使う一方で、アメリカの産業は荒廃し衰退してきました。私たちが他の国を豊かにする一方で、われわれの国の富と強さ、そして自信は地平線のかなたに消えていきました。取り残される何百万人ものアメリカの労働者のことを考えもせず、1つまた1つと、工場は閉鎖し、この国をあとにしていきました。中間層の富は、彼らの家庭から奪われ、世界中で再分配されてきました。しかし、それは過去のことです。いま、私たちは未来だけに目を向けています。きょうここに集まった私たちは、新たな命令を発します。すべての都市、すべての外国の首都、そして権力が集まるすべての場所で、知られることになるでしょう。この日以降、新たなビジョンがわれわれの国を統治するでしょう。

この瞬間から、アメリカ第一となります。貿易、税、移民、外交問題に関するすべての決断は、アメリカの労働者とアメリカの家族を利するために下されます。ほかの国々が、われわれの製品を作り、われわれの企業を奪い取り、われわれの雇用を破壊するという略奪から、われわれの国を守らなければなりません。わたしは全力で皆さんのために戦います。何があっても皆さんを失望させません。アメリカは再び勝ち始めるでしょう、かつて無いほど勝つでしょう。私たちは雇用を取り戻します。私たちは国境を取り戻します。私たちは富を取り戻します。そして、私たちの夢を取り戻します。

私たちは、新しい道、高速道路、橋、空港、トンネル、そして鉄道を、このすばらしい国の至る所につくるでしょう。私たちは、人々を生活保護から切り離し、再び仕事につかせるでしょう。アメリカ人の手によって、アメリカの労働者によって、われわれの国を再建します。私たちは2つの簡単なルールを守ります。アメリカのものを買い、アメリカ人を雇用します。私たちは、世界の国々に、友情と親善を求めるでしょう。しかし、そうしながらも、すべての国々に、自分たちの利益を最優先にする権利があることを理解しています。私たちは、自分の生き方を他の人たちに押しつけるのではなく、自分たちの生き方が輝くことによって、他の人たちの手本となるようにします。

私たちは古い同盟関係を強化し、新たな同盟を作ります。そして、文明社会を結束させ、イスラム過激主義を地球から完全に根絶します。私たちの政治の根本にあるのは、アメリカに対する完全な忠誠心です。そして、国への忠誠心を通して、私たちはお互いに対する誠実さを再発見することになります。もし愛国心に心を開けば、偏見が生まれる余地はありません。聖書は「神の民が団結して生きていることができたら、どれほどすばらしいことでしょうか」と私たちに伝えています。私たちは心を開いて語り合い、意見が合わないことについては率直に議論をし、しかし、常に団結することを追い求めなければなりません。アメリカが団結すれば、誰も、アメリカが前に進むことを止めることはできないでしょう。そこにおそれがあってはなりません。私たちは守られ、そして守られ続けます。私たちは、すばらしい軍隊、そして、法の執行機関で働くすばらしい男性、女性に、守られています。そして最も大切なことですが、私たちは神によって守られています。

最後に、私たちは大きく考え、大きな夢を見るべきです。アメリカの人々は、努力をしているからこそ、国が存在し続けていけるということを理解しています。私たちは、話すだけで常に不満を述べ、行動を起こさず、問題に対応しようとしない政治家を受け入れる余地はありません。空虚な話をする時間は終わりました。行動を起こすときが来たのです。できないことを話すのはもうやめましょう。アメリカの心、闘争心、魂を打ち負かすような課題は、存在しません。私たちが失敗することはありません。私たちは再び栄え、繁栄するでしょう。私たちはこの新世紀のはじめに、宇宙の謎を解き明かし、地球を病から解放し、明日のエネルギーや産業、そして技術を、利用しようとしています。新しい国の誇りは私たちの魂を呼び覚まし、新しい視野を与え、分断を癒やすことになるでしょう。私たちの兵士が決して忘れなかった、古くからの知恵を思い起こすときです。それは私たちが黒い肌であろうと、褐色の肌であろうと、白い肌であろうと、私たちは同じ愛国者の赤い血を流し、偉大な自由を享受し、そして、偉大なアメリカ国旗をたたえるということです。そしてデトロイトの郊外で生まれた子どもたちも、風に吹きさらされたネブラスカで生まれた子どもたちも、同じ夜空を見て、同じ夢で心を満たし、同じ全知全能の創造者によって命を与えられています。だからこそアメリカ人の皆さん、近い街にいる人も、遠い街にいる人も、小さな村にいる人も、大きな村にいる人も、山から山へ、海から海へと、この言葉を伝えます。あなたたちは二度と無視されることはありません。あなたの声、希望、夢はアメリカの運命を決定づけます。そしてあなたの勇気、善良さ、愛は私たちの歩む道を導きます。ともに、私たちはアメリカを再び強くします。私たちはアメリカを再び豊かにします。私たちはアメリカを再び誇り高い国にします。私たちはアメリカを再び安全な国にします。そして、ともに、私たちはアメリカを再び偉大にします。ありがとうございます。神の祝福が皆様にありますように。神がアメリカを祝福しますように。

――

※トランプ新大統領の就任演説を読んだ後のいさどんとようこの会話です。

ようこ:
先程テレビのキャスターも「わかりやすい英語で演説していた」とコメントしていたけれど、誰にでもわかる内容だね。

いさどん:
それで外国のことについては一切触れていない。

ようこ:
通常このような演説の場合、国内に対する政策と国外に対する政策の両方について述べるでしょ?でも、彼の場合、国内に対する政策がすべての政策だものね。

いさどん:

そういった意味では非常にわかりやすい。

ようこ:
わかりやすいね。

いさどん:
事実、「今までアメリカがワシントンにいる一部のものたちの政治だった」ことは確かなのだから。しかし、世界の国のリーダーであったアメリカが結局手を広げすぎてしまい、自分の中に矛盾が起きたので、もう一度この時代の豊かさを自国の中に集約していき、外国についてはそれを守るための対象として方針を転換していくと述べている。そして、そのことに対して得られる利益はアメリカの利益であるべきだと言い出した。ということは、アメリカが世界のトップを担っていくことはもうやめた、ということだ。これから世界秩序が再編されるということを言っているのだから、この変革の時代に非常にわかりやすいメッセージだ。

ようこ:
時流に乗っているよね。

いさどん:
そう。近年のアメリカの歴史を振り返ってみると、たとえばブッシュ大統領は権力で世界を支配しようとしてきたが、オバマ大統領は「アメリカは世界の警察官ではない」と宣言し、そしてトランプ新大統領は「自国のことを優先していくアメリカファースト」と述べている。このように段階を踏んでいるから、時代の流れからすると彼の就任演説は今の時代にぴったりの話だ。

ようこ:
ある見方からすると、彼の世界観は狭いとも言えるけど、それが時代に乗っているんだよね。だから、自国のことを優先するからといって、世界観が狭い人とも単純に言えない。

いさどん:
だから、彼は時代の申し子なんだよ。時代は確実にふさわしいものに役割を与え、そして変化のための混乱を表現しようとしている。その混乱におびえる必要はない。目的は、その混乱の先にある希望を観ることだから。

 

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